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【08.07.31】愛知宗教者9条会で 石川・愛知県連会長が講演

「私の体験的平和論…日中友好運動の底辺から

 7月12日、名古屋・東別院で「愛知宗教者九条の会」が講演会を開き、県連の石川会長が見出しのテーマで講演を行ないました。

 会長は自分が日中友好運動に参加したのは、父親が戦後の「満州」の混乱のなかで中国人に命を救われたことの話からはじめ、『日中友好新聞』にも紹介された、内山完造さんが「中国の友人が九条を守ることが日中友好のカギだと語った」という話も紹介し、憲法九条を守る事は平和に暮らすためであり、その観点から日中関係をどう見るかと語りました。

 まず、中国の経済規模は実質的にはすでに日本を超えて、外から見れば「大きくなる中国と小さくなる日本」という構図ができており、今後、日本は各種資源の輸入などでも苦戦するという例が紹介されました。

 また問題を日中両国関係だけでなく、少なくとも日・中・米の三国の関係の中で考えてゆくことの大切さを語られました。日中戦争のさなか、中国の蒋介石の夫人宋美齢がアメリカ留学仕込みの英語で援助を訴えて大きな反響を呼んだことや、南京事件の時「国際安全区」で中国人を守るために必死に働いたのが、ドイツ人1人を除いて7人のアメリカ人だったなどという歴史の記憶の大切さを強調しました。

 さらに、今年は日中平和友好条約締結30周年ですが、この締結の当時の国際情勢も説明されました。レジュメをみると「東アジア共同体」への話が用意されていましたが、時間がなくて残念でした。

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