わかりあえるか　中国人と日本人

私の見た日本文化

日本へ来て２０余年、日本の生活文化を中国・武漢テレビで紹介する活動をすすめているフリーライターの欧陽蔚怡（オーヤン・ウェイイー）さんの訴えを紹介します。

　２年前、私の著書『感受日本』が中国で出版されました。
この本は、留学生、日本企業の社員、主婦として２０余年日本で暮らした私が見た日本人の生活や文化を紹介したものです。その日訳・中国との比較を加えた改訂版『感受日本――わかりあえるか中国人と日本人』は昨年日本で出版しました。この２冊の本を両国の人びとにぜひ読んでいただきたいと思います。

　中国・武漢テレビ局は、この本の出版を機に、両国関係を改善するメディアとしての役割を果たしたいと、私を通して見た日本の文化や社会を紹介する番組を企画しました。視聴者は人口２千万人を超える武漢市とその周辺の市民で、他地域のテレビ局でも放映する可能性が高いです。

　こうした番組は、中国国民にいまの日本を知ってもらい、両国民の意思の疎通や、交流、共同ビジネスの環境改善にもつながるものと信じています。一刻も早く番組を完成させたい取材班は予算不足のままで、愛知県を中心とする取材に踏み切りました。このため、滞在費、移動用の車両、通訳の確保など、より良い取材環境を提供する必要が生じました。

　私はいま、日本の皆様にこの企画へ資金その他のご支援とご協力を呼びかけているところです。　日本のみなさんと一緒にこの番組をつくれることは、とても意義があることだと思っています。
ぜひ良い番組をつくりましょう。現在の冷え込んでいる日中関係の流れを変えるために、皆様のご支援、ご協力をお願いいたします。

欧陽蔚怡（オーヤン・ウェイイー）

<2011.2.25>