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− 県連・支部だより

2012サマーセミナー「日中国交正常化40周年をふり返って」

既報(8月5日付)のように「愛知サマーセミナー2012」が7月14〜16日に開催され、日中県連から石川賢作会長が「日中国交回復40周年をふり返って」の演題で講演しました。

当日、時間の都合で後半部の話を端折ったため、「そこが聞きたかった」などの声も聞かれました。講師が草稿を補充した後半部〔要約〕を紹介します。(編集部)

 ことしは日中国交正常化40周年記念の年だが、河村名古屋市長の「いわゆる南京事件はなかった」発言による名古屋・南京の友好都市間の交流の途絶、さらに「尖閣諸島」問題の政治化のなかで複雑な状況にある。

中国国内をどう見るか

 中国の政治体制をどう見るか。共産党の一党独裁ということがいつも問題にされるが、かつて��小平がいったように13億人の国家を統治するには強力な政治体制が必要だとする考え方がある。

 また、日本と違って5年間は中国共産党の指導部(中央委員会常務委員会=9人)は変わらない。7000万人を超える党員を指導するこの指導部は9人の内、8人はテクノクラート、すなわち高度の科学技術者であり行政管理の経験者で、長い政治訓練と専門知識をもつ。

 9人の専門は、水利工学、無線電子学、地質測量探鉱、工業企業工学、工業企業自動化、有機合成、無機物工学、地球物理探査、うち3人は超エリート大学・清華大、一人が北京大学法学部卒という高学歴である。

 このテクノクラート集団が世界的にレアアースをはじめ、鉱物資源の獲得に国家として動いている。これに対して、わが国は資源獲得を商社に丸投げし、丸紅の元社長が駐中国大使に派遣されている。日本の国家は、政治は、なにをしているのだろうか。これについては言うも恥ずかしい。政治後進国の日本が中国を批判できようか。

中国は社会主義か?

 中国は「中国の特色のある社会主義」をめざしている。なぜそこで腐敗と汚職、所得格差が起こるのか。

 社会主義とは何かと問われたら、貴方はどう答えますか。キューバは医療と教育を無償化した。確かに社会主義にふさわしい。しかしアメリカの包囲のもと生活は苦しい。一定の平等の中で生活水準を上げることが出来るか。この問題は国際的にも未解決である。毛沢東時代の貧しくても平等だった頃を懐かしむ声も出てくる。

 中国では改革開放の時期(1980年代初頭)から私営企業と雇用労働「搾取」の存在を認めた。ここから「国家資本主義」ともいえる現状が発生した。

特に汚職と農民の不満の原因は村の農民の集団所有であるはずの農地が、究極的には国家の所有であり、村の幹部がディベロッパーに売って私服を肥やすという、生産手段が生産者である農民の所有になりきっていないことが問題の根源にある。生産手段をどのように生産者の共同所有にするかという社会主義の根本問題は世界的にも未解決である。

(2012・7・14)

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