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【09.11.25】台湾海峡で何が起こっているのか?(2)常任理事・伊藤三朗

台湾海峡で何が起っているのか?(2)常任理事・伊藤三朗

   男は大陸へ出稼ぎに
   娘は台湾へ嫁入りに

 海峡両岸交流60年の特徴は、経済を軸に進展したことにあろう。��小平の「改革開放」路線に台湾経済界は全面的に協力した。グローバル化への道でもあったし、「同胞」と呼び合う民族意識もあった。また言語が共通とか「経済特区」等の条件の良さもあり、李登輝が96年の国民党大会で「大陸投資を抑え国内投資を充実させるべき」と演説したほどである。
 
 当然、人の往来や通信、交通等の問題が発生するが、両岸政府とも「台湾問題弁公室」等を設置、問題を着実に解決していった。民間組織「海峡両岸関係協会」(大陸側)、「海峡交流基金会」(台湾側)も文化交流等の地道な活動を続けている。

 その結果、「天安門事件」(89年)では、解禁された間接通信(ファックス)で、民主化応援メッセージが大陸へ殺到した。また88年「探親(大陸への親族訪問)」が許可されると、大陸女性の台湾への嫁入りが増え、現在彼女達“外国人妻”は42万人になった。

 台湾の総人口は2300万人で、大別して、従前からの“本省人”(日本の植民地時代に徹底した皇民化教育を受けた)と中華民国以後大陸から来た“外省人”に分かれる。そこへ中華人民共和国世成立後の大陸から“外国人妻”が毎年1〜2万人づつ増えている。近い将来影響が出てくるだろう。(以下続く)

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